お医者さんの知恵袋
肺炎球菌ワクチン(成人)のお話し

 肺炎は日本人の死因の第3位となっています。肺炎の死亡者の95%以上が65歳以上の高齢者であり、肺炎の原因菌の中で最も頻度の高いのが肺炎球菌です。

 肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎の発症を予防し、重症度を抑制することが期待できます。

 肺炎球菌ワクチンは自費で接種することも可能ですが、65歳以上の方で接種費用の一部を公費で負担する定期接種があります。対象となる方は毎年異なるため接種の機会を逃さないようにしましょう。詳細についてはお住いの市区町村にお問い合わせください。

 現在、日本で65歳以上の高齢者に使用できる肺炎球菌ワクチンはPPSV23(ニューモバックス)とPCV13(プレベナー13)の2種類です。定期接種の対象となっているワクチンはPPSV23で、PCV13は任意接種で自費となります。

 米国では上記2種類の接種を推奨しており、併用することでより高い肺炎予防効果が期待されています。今後、日本においても見直しされてくるかもしれません。

 病気になってからの早期治療も重要ですが、病気にならないための予防も大変重要です。手洗い、うがいなどの感染予防も怠らないようにしましょう。

 ご希望の方は、かかりつけの医師に相談してみてください。

院長 畑中 延介先生
あおと在宅医療クリニック
TEL:045-482-7567

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