■あさねっと 連載コラム■
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【掲載】08/07/16
◆中国の”一人っ子政策“

 私はこのコラムで、よく不妊症を取り上げていますが、中国では人口増加が大きな社会問題となり、30年ほど前から”一人っ子政策“がとられています。今回の四川大地震では多くの小中学校が倒壊して、多くの学童が亡くなったり、6月中旬現在も建物の下敷きになっています。テレビで子供達のご両親が泣き叫んでいるのを見ると、大変心が痛みます。今回被害にあわれた方々の中には、まだまだお若いご夫婦も多いので、再度新生活を取り戻して、是非とも新しい命を授かって、失なわれたお子様の分まで頑張ってほしいと思います。中国では、人工的な方法による妊娠は非常に少なく、大半の方は自然妊娠です。神様が新しい命を授けて下さるとうれしいです。

 中国は、56の民族からなる多民族国家です。現在の中国の政策では、漢民族以外の少数民族に対しては保護政策をとっているので、実は子供を複数生んでもよいのですが、一番人口の多い漢民族に限っては、”一人っ子政策“が取られています。中国で生まれ育った私の妻の友人達は皆漢民族なので、一人息子、一人娘の親となっています。

 先日、福建省厦門の友人夫妻にお会いした時に、この”一人っ子“が最近大きな社会問題になっていると聞きました。子供一人に対して、両親、祖父母、曾祖父母など、大勢の大人達が過保護に育てるため、大変性格が軟弱となり、両親や祖父母から受けたちょっとした注意がもとで、簡単に自殺をしてしまう子供が多くなっているそうです。ですから友人夫妻も、一人息子に注意をしたくても、ついついちゅうちょしてしまうそうです。

 少子化が言われている日本は”一人っ子政策“ではないので、是非ともたくさんのお子様を生んで、強い子供に育ててほしいと思います。

◆送子観音と麒麟送子

 前回このコラムで生涯六万人の赤ちゃんを取り上げたコロンス島の産婦人科医、林巧稚先生をご紹介致しましたが、今回は、唐の時代に創建され数々の観音を祭る厦門の南普陀寺から私が持ち帰った送子観音をご紹介致します。

 コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという話は有名ですが、中国では、赤ちゃんは観音と伝説上の動物「麒麟」が運んでくると言い伝えられています。実は私の薬局には、十数年前から送子観音の額が飾ってあります。

 中国へ行く度に各地のお寺へ行く機会がありましたが、送子観音に出会えることは一度もありませんでした。今回友人に案内してもらった南普陀寺の境内の社務所で出会った、観音と一緒に並んでハスの葉の上に乗っている男女各二体の赤ちゃんの置物を譲り受け、持ち帰りました。来店下さった方々が願をかけられるように、店内に展示しました。もう一つの麒麟は、首の長いアフリカのキリンではなく日本のキリンビールのラベルになっている麒麟です。麒麟の背中に乗って赤ちゃんが運ばれてくるので、麒麟送子と呼ばれています。先日私どものお客様がキリンビールを買って、その背中に赤ちゃんの絵か写真を張って、家で毎日願をかけたいとおっしゃいました。私の周期療法では、炒麦芽を服用してもらいますが、同じ麦芽からビールを製造しているので、キリンビールとは何か縁がありそうです。皆様もビールを購入して、ラベル上に写真を張ってみてはいかがでしょうか。


麒麟送子

送子観音と子供たち
中国漢方薬寿堂薬局
薬剤師・鍼灸師 譚 定長
横浜市中区花咲町1―49

(桜木町野毛ちかみち南2A出口すぐそば)
定休日 日曜、祝日、第1・第3月曜日
TEL・FAX 045(231)2993
【ホームページ】
http://www.yakujudo.com
http://www.kenko.gr.jp

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